久々の更新。
10月に無事?結婚式を終えました。
最寄り市役所の結婚式場が工事中なため、私たちの式は公園の中にある小さな建物の中で行われました。
はるばる日本から家族や友人も駆けつけてくれて、とても嬉しかったです。
相棒側の友人も遠いカリブ海の島からなんの前触れもなく駆けつけてくれていたりと、式前からサプライズに大興奮。
キャッキャキャッキャしているうちに、会場職員に「始まりますよ〜入って下さい」と呼び込まれ、いざ式開始。
はじめて会う市長さん(代理でしたが)を前にドキドキ。こちらの式は必ず市長立会いのもと行われます。
結婚とは…みたいなことから始まり、子供を授かった時の親の義務…などなど市長さんが色々と読み上げていきます。
そして、レバノンのハリール・ジブランという詩人の詩の一部を読んで下さいました。
「Vos enfants ne sont pas vos enfants〜…」(あなたの子供は、あなたの子供ではない〜…)
というフレーズから始まります。
おおお〜!なんだその始まり方。なんだかとても深そう…
と思いながら真剣に聞いていましたが、私のフランス語レベルでは少し難しかったです。ボーっとしてしまいました。
(とっても美しい詩なので下に添付しておきます)
そして最後に1番大切な場面。
「Oui」と返事をしなければならないあの瞬間です。
市長さんが、私の目をまっすぐ見つめて「Consentez-vous a prendre pour epoux Monsieur ○○〜…」
と問いかけてきます。
私「…」ちーん。
心の中の声「え?いまなんて言った?…聞いたことないんですけどその単語…」
市長さんが口にした「Consentez-vous」という単語を私知らなかったんです。
ムッシュー○○が貴女の夫となることに同意しますか?
という大切な問いかけだったわけですが…
横目でチラチラ相棒の顔をうかがいSOSを出しましたが、相棒は笑顔のまま…
会場はシーーーンとしてます。
よくわからないけど、きっと今なんだと思い、なんとなく小さな声で試しに「Oui..?」と言ってみたところ、市役所のマダムに「今のじゃ聞こえないので認められません!」と言われ、がびーん。
もう一度大きな声で「Oui」と返事をしたところ会場から笑いと大きな拍手が…笑
式での1番大事な”あの瞬間”で言葉の壁にぶち当たり赤面でしたが、なんとか無事に結婚が成立しました。
よかったよかった…
市長さんが読んでくださったハリール・ジブランの詩、よかったら読んでみて下さい。
あなたがたの子どもたちは
あなたがたのものではない。
彼らはあなたがたと共にあるけれども
あなたがたの所有物ではない。
あなたがたは彼らに愛情を与えうるが、
あなたがたの考えを与えることはできない、
なぜなら彼らは自分自身の考えを持っているから。
あなたがたは彼らのようになろうと努めうるが、
彼らに自分のようにならせようとしてはならない。
なぜなら生命はうしろへ退くことはなく
いつまでも昨日のところに
うろうろ ぐずぐず してはいけないのだ。
あなたがたは弓のようなもの、
その弓からあなたがたの子どもたちは
生きた矢のように射られて 前へ放たれる。