フランスに来る前に用意しなければならなかったビザ取得のメモ。
なんだか全く私らしくない、真面目な記事が続いております。
結婚を目標に渡仏するための第一段階、まずは日本のフランス大使館にてビザを取得することでした。
私の場合は30歳を超えており、ワーキングホリデービザや学生ビザ(近頃はきちんとした学業の目的やディプロム取得の目的がない限り取るのが難しいらしい)は論外で、一番手っ取り早いのがビジタービザの取得でした。
このビジタービザというものが一体どういうビザなのか、最初はちんぷんかんぷんでした。
ここでもインターネットさまさま!情報収集の日々が続きました。
日本のフランス大使館は電話での問い合わせは一切受け付けておらず、直接大使館に行くか、メールで問い合わせるかしかできません。(メールの返信は来ないことも多いそうです)
メールで問い合わせたところ「結婚のためのビジタービザは6ヶ月です」との返信がきました。
(ちなみにビザについて他にも一件質問していましたが、それについての返事はありませんでした。笑)
ビザの有効期限によって海外保険をかける期間も変わってきますし、ビジターの場合は一年なら250万円ほど、6ヶ月ならその半分の残高証明が必要になってきます。(ユーロの変動があるのでその年により変わります)
結婚が動機の場合は6ヶ月のビザが出るとわかり、さっそく書類の準備に取り掛かります。
必要書類はこちら↓
- 長期ビザ申請書1部
- 証明写真一枚
- パスポート
- ビザ申請料金 99ユーロ相当の日本円(ビザが却下された場合でも返金不可)
- 動機書
- フランス滞在中の日本における社会的立場を証明する書類。
- 労働しない旨の誓約書(フォーマット有り)
- 経済証明
- 住居証明
- フランス入国日から全滞在期間をカバーするフランスで有効な医療保険(長期海外旅行保険)
- 移民局OFII提出フォーム
これら全てが仏文か英文でなければなりません。
そして結婚が目的の場合は少しプラスしていくつかの書類が必要になってくるようです。
まず動機書ですが、これはとてもとて〜も重要なポイントになるそうで...
なぜ渡仏したいのか、目的を明確に書きます。私の場合はパートナーとの出会いから交際期間、結婚が目的でその準備期間を要するためビジタービザが必要だということを細かく書きました。
上記の必要リストにはありませんが、結婚が動機になる場合は、
- パートナーのIDコピー
- パートナー直筆のレター(自分と交際していて、結婚の予定があることを書いてもらいます)
なども必要です。
フランス滞在中の日本における社会的立場を証明する書類は、私の場合渡仏のために仕事を全て辞め、日本では無職であるということを記しました。
経済証明は、銀行に英文の残高証明を出してもらいました。(銀行によって違うと思いますが、数日〜1週間ほどで出ました)
次に、住居証明。これがまたややこしいんです。
渡仏後はひとまずパートナーの両親の家に住まわせてもらうことになっていたので、
- 彼の父親直筆のレター(私が居住させてもらうことと、私に対して家賃が発生するのかどうかも明記してもらいます)
- 居住する家の証明書(賃貸証明書や、所有証明書および公共料金支払い領収書)
- 家の持ち主のIDコピー
などなど。
(記入漏れがあったら追記します)
あとビザ申請の際に、必要書類リストの中には存在しない
- 法定翻訳付きの戸籍謄本
が必要だったと書いてあったブログをいくつか発見し、出せと言われた時のために念のため用意して持って行きましたが、結局必要ありませんでした。(無駄にお金がかかった。涙)
かれこれ10年前に学生ビザ取得のために行ったきり、立ち入ることがなかった在日フランス大使館。
ビザ申請の建物はなんとなく暗くて、窓口の人たちも無愛想なイメージしかなかったので、必要以上にドキドキバクバクしながら行きました。
建物はリニューアルされていてすっかり明るくオシャレな雰囲気に変わっていました。そして窓口の人も優しかった...
ビザ発行までに最短1~2週間、長くて1ヶ月ほど待たされるようなことを聞いてましたが、
なんともラッキーなことに5日で発行されました。これにはビックリしました。
本当にいろんな人のブログを参考にさせてもらって、申請までにしっかり準備することができました。
この記事もまた、誰かの参考になればいいなと思います。