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移民局 OFII
立て続けにもう一件記事を書きます。

フランスに来て2カ月が経ちました。

日本で取得した6ヶ月のビシタービザを有効化するためには、到着し次第最寄りのOFII(移民局)に申請書を送り、手続きをせねばなりません。

申請書をパスポートのコピーなどと一緒に配達証明付でOFIIへ送り、健康診断の召喚状を待ちます。

健康診断などの後、OFII発行のシールがパスポートに貼られることにより、はじめて私のビザが有効化される…という流れなんだと思います。

入国から3ヶ月以内にこのOFIIでの登録がなされない場合、不法滞在とみなされるそうです。

申請書を送って1ヶ月半以上経ちますが待てど待てど召喚状が届きません…
もし近々召喚状が届いたとしても、健康診断のランデブーはきっともっと先の日程が記されてあるはず。
果たして入国3ヶ月以内にOFIIでの健康診断や手続きが完了するのか?とだんだん不安になってきて、この素朴な疑問を解消するべくOFIIに電話をかけてみました。

何度かけても、
「OFIIは○○時〜○○時までの営業です」とオペレーター音声が流れるだけ。
営業時間にかけてるのに…

ということで相棒に車を出してもらい直接OFIIへ行ってきました。

OFII窓口の職員にビザを見せて、私への召喚状はいつごろ届くのかたずねたところ、
「あ〜それはハッキリは言えないのよね〜。いま混んでるから貴女のランデブーは12月くらいじゃないかしら。」とのこと。

とりあえず待っていればいいようです。
不法滞在にはならないみたいだけど、12月の健康診断が終わらない限り国外へ出ることは難しいそう。

この質問をするだけのために片道1時間。OFII滞在時間おそらく3分ほど。爆

でも不安も解消されホッとしました。

12月に健康診断が終わりOFII登録が完了したら、その次は県庁で滞在許可証の申請が待っています。
まだまだ来年のあたままでは手続きに時間がかかりそうです。

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結婚式
久々の更新。

10月に無事?結婚式を終えました。
最寄り市役所の結婚式場が工事中なため、私たちの式は公園の中にある小さな建物の中で行われました。

はるばる日本から家族や友人も駆けつけてくれて、とても嬉しかったです。
相棒側の友人も遠いカリブ海の島からなんの前触れもなく駆けつけてくれていたりと、式前からサプライズに大興奮。

キャッキャキャッキャしているうちに、会場職員に「始まりますよ〜入って下さい」と呼び込まれ、いざ式開始。

はじめて会う市長さん(代理でしたが)を前にドキドキ。こちらの式は必ず市長立会いのもと行われます。
結婚とは…みたいなことから始まり、子供を授かった時の親の義務…などなど市長さんが色々と読み上げていきます。

そして、レバノンのハリール・ジブランという詩人の詩の一部を読んで下さいました。

「Vos enfants ne sont pas vos enfants〜…」(あなたの子供は、あなたの子供ではない〜…)
というフレーズから始まります。

おおお〜!なんだその始まり方。なんだかとても深そう…
と思いながら真剣に聞いていましたが、私のフランス語レベルでは少し難しかったです。ボーっとしてしまいました。
(とっても美しい詩なので下に添付しておきます)

そして最後に1番大切な場面。
「Oui」と返事をしなければならないあの瞬間です。

市長さんが、私の目をまっすぐ見つめて「Consentez-vous a prendre pour epoux Monsieur ○○〜…」
と問いかけてきます。

私「…」ちーん。

心の中の声「え?いまなんて言った?…聞いたことないんですけどその単語…」

市長さんが口にした「Consentez-vous」という単語を私知らなかったんです。
ムッシュー○○が貴女の夫となることに同意しますか?
という大切な問いかけだったわけですが…

横目でチラチラ相棒の顔をうかがいSOSを出しましたが、相棒は笑顔のまま…
会場はシーーーンとしてます。

よくわからないけど、きっと今なんだと思い、なんとなく小さな声で試しに「Oui..?」と言ってみたところ、市役所のマダムに「今のじゃ聞こえないので認められません!」と言われ、がびーん。
もう一度大きな声で「Oui」と返事をしたところ会場から笑いと大きな拍手が…笑

式での1番大事な”あの瞬間”で言葉の壁にぶち当たり赤面でしたが、なんとか無事に結婚が成立しました。
よかったよかった…


市長さんが読んでくださったハリール・ジブランの詩、よかったら読んでみて下さい。


あなたがたの子どもたちは
あなたがたのものではない。

彼らはあなたがたと共にあるけれども
あなたがたの所有物ではない。

あなたがたは彼らに愛情を与えうるが、
あなたがたの考えを与えることはできない、
なぜなら彼らは自分自身の考えを持っているから。

あなたがたは彼らのようになろうと努めうるが、
彼らに自分のようにならせようとしてはならない。
なぜなら生命はうしろへ退くことはなく
いつまでも昨日のところに
うろうろ ぐずぐず してはいけないのだ。

あなたがたは弓のようなもの、
その弓からあなたがたの子どもたちは
生きた矢のように射られて 前へ放たれる。











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いざ、市役所へ
ようやく婚姻のための必要書類が全て揃い、相棒と提出しに行ってまいりました。

市役所は家のすぐ裏。歩いて1~2分の場所にあります。
空気はすっかり冷たいですが、雲ひとつない青空。

ドキドキしながらオフィスに入り、先日と同じマダムのいるデスクへ。

言われた書類をひとつずつ渡し、彼女がじっくりと目を通していきます。心臓バクバク。
「書類に不備はなさそうだから、明日には掲示板に公示しときます」と言われ、ようやく肩の荷がおりました。

これから12日間、掲示板に私たちの名前が張り出されます。この結婚に異議を申し立てる人がいないかを確かめるためです。
手続きはいろいろと面倒ですが、異文化に触れいろいろな発見があります。

市役所のマダム、今日はめっちゃくちゃ優しい顔で微笑んでくれました。
「こないだ落ち込んでたけど、もう大丈夫?これで安心ね。」と言われました。いや、ほんと先日の高圧的な態度から打って変わって驚くほど優しかったです。
他のマダムたちもなぜか私と目があうとめっちゃニコニコしてました。ニコニコしていたんじゃなくて笑われてたのかな。笑
あの撃沈していた小さなアジア人がまた来た。とでも思われていたんでしょうか。

よくよく考えてみるとここの市役所のオフィス、女性しかいないんですよね。女性だけの職場特有のなにかがあるんでしょうか。
今日は相棒がいたので、みなさん異様に感じがよかったです。次回から市役所に用があるときは相棒を連れていこうと思います。笑
ちなみに相棒さん、市役所ではまったく平気な顔してましたが、実は不安と緊張から来る脇汗でぐっちょりだったそうです。爆笑。


あとは自分を鍛えるのみ。アイデンティティをしっかり持ってこっちで生活していかなければと思う今日この頃です。

 
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ビジタービザ申請
フランスに来る前に用意しなければならなかったビザ取得のメモ。
なんだか全く私らしくない、真面目な記事が続いております。

結婚を目標に渡仏するための第一段階、まずは日本のフランス大使館にてビザを取得することでした。

私の場合は30歳を超えており、ワーキングホリデービザや学生ビザ(近頃はきちんとした学業の目的やディプロム取得の目的がない限り取るのが難しいらしい)は論外で、一番手っ取り早いのがビジタービザの取得でした。

このビジタービザというものが一体どういうビザなのか、最初はちんぷんかんぷんでした。
ここでもインターネットさまさま!情報収集の日々が続きました。

日本のフランス大使館は電話での問い合わせは一切受け付けておらず、直接大使館に行くか、メールで問い合わせるかしかできません。(メールの返信は来ないことも多いそうです)
メールで問い合わせたところ「結婚のためのビジタービザは6ヶ月です」との返信がきました。
(ちなみにビザについて他にも一件質問していましたが、それについての返事はありませんでした。笑) 

ビザの有効期限によって海外保険をかける期間も変わってきますし、ビジターの場合は一年なら250万円ほど、6ヶ月ならその半分の残高証明が必要になってきます。(ユーロの変動があるのでその年により変わります)

結婚が動機の場合は6ヶ月のビザが出るとわかり、さっそく書類の準備に取り掛かります。
必要書類はこちら↓

- 長期ビザ申請書1部
- 証明写真一枚
- パスポート
- ビザ申請料金 99ユーロ相当の日本円(ビザが却下された場合でも返金不可)
- 動機書
- フランス滞在中の日本における社会的立場を証明する書類。
- 労働しない旨の誓約書(フォーマット有り)
- 経済証明
- 住居証明
- フランス入国日から全滞在期間をカバーするフランスで有効な医療保険(長期海外旅行保険)
- 移民局OFII提出フォーム

これら全てが仏文か英文でなければなりません。
そして結婚が目的の場合は少しプラスしていくつかの書類が必要になってくるようです。

まず動機書ですが、これはとてもとて〜も重要なポイントになるそうで...
なぜ渡仏したいのか、目的を明確に書きます。私の場合はパートナーとの出会いから交際期間、結婚が目的でその準備期間を要するためビジタービザが必要だということを細かく書きました。
上記の必要リストにはありませんが、結婚が動機になる場合は、
- パートナーのIDコピー
- パートナー直筆のレター(自分と交際していて、結婚の予定があることを書いてもらいます)
なども必要です。

フランス滞在中の日本における社会的立場を証明する書類は、私の場合渡仏のために仕事を全て辞め、日本では無職であるということを記しました。

経済証明は、銀行に英文の残高証明を出してもらいました。(銀行によって違うと思いますが、数日〜1週間ほどで出ました)

次に、住居証明。これがまたややこしいんです。
渡仏後はひとまずパートナーの両親の家に住まわせてもらうことになっていたので、
- 彼の父親直筆のレター(私が居住させてもらうことと、私に対して家賃が発生するのかどうかも明記してもらいます)
- 居住する家の証明書(賃貸証明書や、所有証明書および公共料金支払い領収書) 
- 家の持ち主のIDコピー
などなど。
(記入漏れがあったら追記します)

あとビザ申請の際に、必要書類リストの中には存在しない
- 法定翻訳付きの戸籍謄本
が必要だったと書いてあったブログをいくつか発見し、出せと言われた時のために念のため用意して持って行きましたが、結局必要ありませんでした。(無駄にお金がかかった。涙)


かれこれ10年前に学生ビザ取得のために行ったきり、立ち入ることがなかった在日フランス大使館。
ビザ申請の建物はなんとなく暗くて、窓口の人たちも無愛想なイメージしかなかったので、必要以上にドキドキバクバクしながら行きました。
建物はリニューアルされていてすっかり明るくオシャレな雰囲気に変わっていました。そして窓口の人も優しかった...

ビザ発行までに最短1~2週間、長くて1ヶ月ほど待たされるようなことを聞いてましたが、
なんともラッキーなことに5日で発行されました。これにはビックリしました。

本当にいろんな人のブログを参考にさせてもらって、申請までにしっかり準備することができました。
この記事もまた、誰かの参考になればいいなと思います。
 
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婚姻のための手続き
もう6年くらい放置していたブログ...
昔の記事たちは1度閉めて、新たに再開したいと思います。

日本で6ヶ月のビジタービザを取得し、フランスに到着して丁度一週間が経ちました。
時差ぼけもなく毎日快眠です。

フランスに着いてまず一番にせねばならなかったこと、それはパリの日本大使館に行き婚姻のための必要書類の作成を申請することでした。
フランスでの結婚は、住んでいる最寄りの市役所で市長立会いのもと婚姻の宣誓をしなければなりません。

市役所に必要書類を提出し、結婚の日取りを予約するのが普通のようですが、
私が結婚する市役所はなぜかその逆で、結婚の日時を先に予約しておいて、その日から1ヶ月半〜2ヶ月前までには書類提出という流れ。ただ日時は書類が受理されたときに確定するので、それまではあくまで仮押さえという形。

フランスに来るまでにいろんな方のブログを読みあさり情報を得ていたので、自分も(これからフランスで結婚する誰かのために)メモとして残しておくことにします。
準備する書類はだいたいこんな感じ↓

-出生証明書(Acte de Naissance)
-慣習証明書(Certificat de Coutume)
-独身証明書(Certificat de Celibat)
-住居証明
-自分のIDコピー
-立会人のIDコピー
などなど... 
出生、慣習、独身証明の3つは日本から持ってきた戸籍謄本(および改正原戸籍)をもとにパリの日本大使館で作成してもらいます。
戸籍謄本、改正原戸籍(どちらも3ヶ月以内に発行されたもの)の両方にアポスティーユ(外務省による公文書の確認証明)が付いてなければなりません。

少し厄介なのが出生証明。市役所や区役所によって求めてくるものが少しずつ違うようです。
Extrait(戸籍の一部、抄本のようなもの)なのか、Integrale(戸籍全部、謄本のようなもの)なのか。
日本大使館ではExtraitの方しか発行してくれません。
(出生証明に関しては、市役所によっては法定翻訳家による翻訳付きでなければならない場合もあるそうなので要確認)

私の場合は、市役所に確認したところ出生証明は必ずIntegraleでなければならないと言われ、パリの某法定翻訳オフィスに行き戸籍謄本(これも必ずアポスティーユ付きで)の翻訳をお願いしました。
(注:日本でかけた法定翻訳はフランスの役所ではだいたい無効だそうです)

もう一つ、法定翻訳をかけなければならなかったのが住居証明。

私はまだ到着したばかりでパートナーの両親のお家に居候させてもらっているうえに、携帯も銀行口座もまだ持っていないため自分宛の領収書など何一つ持っていません。
パートナーの両親に一筆書いてもらえばいいだろう〜なんてのほほんと考えていましたが、甘かった。
市役所のマダムに、「住居証明は必ずあなたの名前が記されてあるものじゃなきゃダメよ!日本に住んでた時の公共料金の支払い領収書でもいいから提出して!」と言われ、念のため日本から持ってきていた電気料金の領収書の法定翻訳も急いで翻訳家にお願いしました。これ本当に持ってきておいて良かったです。

この時すでに式を予定している日にちから1ヶ月半を切っており、市役所のおばちゃん達はカンカン。
「10月◯日に◯◯氏と結婚式を挙げる予定の者ですが....」と市役所のオフィスに入るなり、
「あなた達の書類ずっと待ってるのよ!いつ出せるのよ!ありえないわ。もうこれ以上待てないわよ、すぐ出さないと式の日程ずらしてもらわなきゃならないからね!」と、おばちゃんたち怒り爆発。
数ヶ月前パートナーが問い合わせに行ったところ、「例外で1ヶ月前までならなんとか待ってあげる」と言っていたと聞いていたので安心していたのですが、忘れてました、ここは気まぐれ大国フランス。
その時いた窓口の人が相当機嫌が良かったのか、適当に返事をしただけだったのか。
「1ヶ月前まで待ってくれると聞いていたんですが」と言っても
「そんなことは言ってない」の一点張りでした。
時に適当、時に融通が利かないのもフランスの特徴。
 
そもそも私が渡仏をギリギリまで延ばしてしまったために色々な手続きが遅れてしまったので、全て自業自得です。反省。汗

法定翻訳をお願いした書類も、大使館に申請した書類も明日には出来上がるそうなので、なんとか明後日には市役所に全て提出予定でいます。これで不備があった場合、一巻の終わり。どうにか無事に書類が受理されますように、、と願うばかりです。


 
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